ポリエステル100%「乾燥機対応コットンタッチ」の寝心地はどんな感じ？

『乾燥機をかけても縮みにくい』がウリのカバーリング、乾燥機対応コットンタッチ。

その他にも『しわになりにくい、毛玉になりにくい…』などなど機能性が高い一枚ですが、生地はポリエステル100%。

そう、生地がポリエステル100%だと、

「寝心地が悪そう…」

というイメージ、ありませんか？

そこで今回は”寝心地”について更に掘り下げてチェックしてみたいと思います。

蒸れ感をチェック！

それでは、寝心地の良し悪しを『蒸れ感』という視点でチェックしてみます。（参考：快眠の為の布団カバー選び ）チェックの方法は以下の二つ。

• 生地試験による性能評価
• 実際の使用感

生地試験では、専門機関（ユニチカガーメンテック株式会社）にて”蒸れ”に関する試験を行いました。

比較対象として、一般的な綿100%布団カバーである当店の『エスエルピーカラー』も計測しています。

↓以下、その結果です。

	エスエルピーカラー	乾燥機対応コットンタッチ
素材	綿100％	ポリエステル100％
透湿性（ g/m2・h）	463	448
吸湿性 （⊿MR）	5.8	0.2
速乾性（10％に至る時間：分）	49.1	23.3

• ※透湿性：繊維と繊維の間を湿気が通過する性質
• ※吸湿性：空気中の湿気を吸い取る性質

『透湿性』は綿100%のエスエルピーカラーと大差なし。湿気はそれなりに繊維の間から通過してくれるようです。

『吸湿性』は無いに等しいですね。。。（基本的にポリエステルは吸湿性が低い）

『速乾性』は乾燥機対応コットンタッチの方が速い。

この”吸湿性”と”速乾性”がどう影響してくるのかが気になるところです。。。

では、この結果を踏まえつつ、次は実際に使ってチェックしてみます。

『熱や湿気のこもり具合』を比較（追記）

更に、『発汗シミュレーション（UGT法）』という生地試験により熱や湿気のこもり具合を比較し『快適さ』を検証してみました。

『普段使いにオススメな布団カバー』ということで、乾燥機対応コットンタッチも含め、綿100%ブロード生地やガーゼ生地などと比較しています。

実際に使ってみた印象

ということで、実際に乾燥機対応コットンタッチの布団カバーを使ってみた感想ですが、

「ポリエステル100%だからといって暑くて蒸れるような不快感はなく、むしろさっぱりドライな印象」

でした！

生地試験では『吸湿性』の低さが気になりましたが、

• 透湿性はエスエルピーカラーと同程度
• 速乾性が高い

ゆえに結果的にドライに感じたのでは思います。

実は、エスエルピーカラーなどの綿繊維は、湿気は溜め込むけど蒸発しにくいのでジメジメしやすくなったりします。

一方、ポリエステルは繊維に湿気を溜め込まない代わりに、拡散して乾きやすくなります。

【結論】不快感なし。普段使い用にもオススメ！

というこで結論は、

「ポリエステル100%だからといって”寝心地が悪い”なんてことはありません。」

でした。

綿100%のエスエルピーカラーと比べても寝心地で劣っている印象はなく、両方とも快適に使えました。

「ポリエステルなどの合繊・化繊は使い心地が悪いのでは？」と思っている方は少なくないかもですが、今では技術的な向上で快適なものも増えています。

また、乾燥機対応コットンタッチは”コットンタッチ”の名の通り、あえて紡績糸（スパン糸）※を使用しており、シャカシャカしない肌触りになっています。

こういう部分も使いやすさの一つになっています。

↓のように機能性も豊富なので、普段使い用にもオススメな一枚です！

• 乾燥機対応
• 縮みにくい
• しわになりにくい
• 毛玉になりにくい
• 速乾性
• ホコリがでにくい
• 肌に馴染みやすいコットンタッチ

※今回の結果は”乾燥機対応コットンタッチ”についてであり、全てのポリエステル100%のカバーリングに共通するものではありません。