【記事公開日】2021/05/12
【最終更新日】2023/02/10
テーマ: スタッフが実際に試してみた
(その2)乾燥機対応の布団カバーがどれくらい縮まないのか試してみた《乾燥機対応コットンタッチ編》
乾燥機対応の布団カバーがどれくらい縮まないのか試してみた
乾燥機に対応した布団カバーの『縮み』チェック第二段!
第一弾の『タンブルドライコットン(残念ながら販売終了となりました。)』に続き、今回は2021年3月発売の『乾燥機対応コットンタッチ』をチェックしてみます。
前回のタンブルドライコットンは綿100%でしたが、乾燥機対応コットンタッチはポリエステル100%。
ポリエステルなどの化繊は縮みにくいとされますが、どういう結果になるでしょうか!?
『乾燥機対応コットンタッチ』について
乾燥機対応コットンタッチは、乾燥機に対応したポリエステル100%のカバーです。
実は、世の中のほとんどの布団カバーやシーツが、乾燥機に対応していまぜん。
↓画像の左が一般的な綿100%カバー(当店のエスエルピーカラー)の洗濯絵表示ですが、乾燥機不可になっています。
一方、乾燥機対応コットンタッチは”可”になっていますね!
一般的には乾燥機不可が多い。(当店エスエルピーカラー)
乾燥機対応コットンタッチの表示。しっかり対応しています。
では、実際にチェックしてみましょう!
【関連情報】ポリエステル100%「乾燥機対応コットンタッチ」の寝心地はどんな感じ?
「ポリエステルだから蒸れたりしない?」。乾燥機対応コットンタッチの寝心地を試してみました。
ポリエステルの布団カバーは使い心地が悪い?いえいえ、そんなことはありません
近所のコインランドリーで確認
ということで前回と同じく、今回も近所のコインランドリーで確認してみました。
『洗濯 ⇒ 乾燥機』を計10回。計3回サイズを確認
日常に近い感じになるよう、当社近所の般的なコインランドリーで『洗濯 ⇒ タンブラー乾燥機…』を10回連続で実施しました。
そして、『1回目、5回目、10回目』サイズを計測し、どれくらい変化があるのか確認…という流れです。
↑使用したコインランドリーのタンブラー乾燥機
『寸法変化率:-3%』が判断基準
寸法変化率とは、洗濯などで寸法が変化(伸び縮み)する度合いのことで、当店ではその許容範囲を『-3%以内』としています。
今回の試験では『カバーの幅丈が乾燥機を掛けても寸法変化率-3%以内かどうか』をチェックします。
(ちなみに『全く縮まない生地』というのは、残念ながら現時点では不可能のようです…。 )
比較として乾燥機非対応の綿100%布団カバーも確認
比較用として、乾燥機に対応していない『一般的な綿100%布団カバー(当店のエスエルピーカラー)』も一緒に試しました。
いったい、どれくらいの差になるのでしょうか!?
ということで、試験をまとめると↓のようになります。
●試験の詳細
試験するカバー | SLPカラー、乾燥機対応コットンタッチ ※共にお昼寝敷き布団カバーサイズ |
---|---|
試験内容 | 一般的なコインランドリーで『洗い ⇒ すすぎ ⇒ 脱水 (ここまで40分)⇒ タンブラー乾燥(20分)』を計10回連続で実施。1回目、5回目、10回目にカバーの『幅(ヨコ)・丈(タテ)』を計測。 |
判断基準 | 寸法変化率が『-3%以内』か否か。 |
では、いざ試験開始!
洗い⇒すすぎ⇒脱水⇒乾燥機…を繰り返すこと10回。。。
果たして、結果はいかに!?
結果
では、結果です!サイズ変化を表にまとめてみました。
※()内の数値は元サイズとの差です。
エスエルピーカラー | 乾燥機対応コットンタッチ | |
---|---|---|
洗濯前 | 幅:75cm 丈:125cm |
幅:75cm 丈:125cm |
1回目 | 幅:71.5cm(-3.5cm) 丈:124cm(-1cm) |
幅:74.5cm(-0.5cm) 丈:125.5cm(+0.5cm) |
5回目 | 幅:70cm(-5cm) 丈:124.5cm(-0.5cm) |
幅:74.5cm(-0.5cm) 丈:125.5cm(+0.5cm) |
10回目 | 幅:69.5cm(-5.5cm) 丈:124.5cm(-0.5cm) |
幅:75cm(±0cm) 丈:125.5cm(+0.5cm) |
±0.5cmの差について
±0.5cmは実際に伸縮した以外にも、計測位置の微妙な違いや生地のヨレなども考えられます。1回で±1cm以上であれば計測上の誤差も少なく、伸縮そのものの影響が高いと考えます。(あくまで当店の見立てです。)
10回後のカバーです。
外観的には、両方とも破れや”ほつれ”などはありませんでした。しっかりしてます。
大きく違うのが”しわ”。乾燥機対応コットンタッチはさすが”ノーアイロン”なだけあって、しわがほぼ入っていませんでした!
では、メインの縮みです。
『乾燥機対応コットンタッチ』は縮みなし!!
洗濯前と、最終的な10回目の縮みを比較してみましょう!
エスエルピーカラー | 乾燥機対応コットンタッチ | |
---|---|---|
洗濯前 | 幅:75cm 丈:125cm |
幅:75cm 丈:125cm |
10回目 | 幅:69.5cm(-5.5cm) 丈:124.5cm(-0.5cm) |
幅:75cm(±0cm) 丈:125.5cm(+0.5cm) |
エスエルピーカラーは幅が-5.5cm縮み、これは寸法変化率で『-7.3%』。許容範囲である-3%をオーバーする結果になりました。
綿100%のブロード生地なら妥当な縮み具合かなという印象です。
一方、乾燥機対応コットンタッチは縮みなし!
むしろ丈が伸びてます(笑)が、+0.5cmなのでほとんど変化無しといえるでしょう。
重ねてみると、違いがよくわかります。
豆知識
乾燥機使用可否の絵表示は3つあり、家庭用の布団カバー・シーツ類のほとんどが『300』です。乾燥機対応コットンタッチは『310』です。
タンブル乾燥処理(平成28年12月以降の新洗濯絵表示) |
---|
【320】洗濯処理後のタンブル乾燥処理ができる。高温乾燥:排気温度の上限は最高80℃ |
【310】洗濯処理後のタンブル乾燥処理ができる。低温乾燥:排気温度の上限は最高60℃ |
【300】洗濯処理後のタンブル乾燥処理はできない。 |
まとめ
いかがだったでしょうか?
前回のタンブルドライコットン(販売終了)では多少の縮みがありましたが、今回の乾燥機対応コットンタッチでは縮み無しでした!
冒頭にも書きましたが、綿100%のタンブルドライコットンに比べ、乾燥機対応コットンタッチは縮みにくい化繊のポリエステル100%なので、納得の結果とも言えます。
他にも、乾燥機対応コットンタッチは
- しわや毛玉になりにくい
- 100%ながら肌に馴染みやすいコットンタッチ
などのメリットも多いので、普段使い用にもオススメできる機能的な一枚です。
商品情報
綿100%でありながら乾燥機を掛けても縮みにくい布団カバー・シーツです。
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