【記事公開日】2015/06/16

【最終更新日】2024/05/09

テーマ: スタッフが実際に試してみた / 布団カバーの選び方・アドバイス

『夏』にオススメ!布団カバー・シーツ

蒸し暑くなかなか寝つけない…。ダラダラと汗をかいて寝起きがダルい…。そんな『夏』にオススメな布団カバー・シーツを選んでみました!

こんにちは!店長の秀浦です。

過ごしやすかった春の気候から、だんだん気温が上昇し、やってきました夏の夜…。

蒸し暑くなかなか寝つけない…。寝汗でベタベタ…寝起きもダルい…。

そんな『夏』にオススメなカバーリングを選んでみました。

寝苦しい夜を少しでも改善するために、素材の特性や睡眠の観点、スタッフの使用体験なども交え、オススメをピックアップしております!

快眠の為の”肌”布団カバー選び』にて、肌掛け布団用のカバーリングも特集しています。併せてご参考下さい。

四季の分け方には暦などがありますが、気象庁では四季を下のように区分しているそうです。個人的にはこの分け方が体感温度的に現実の季節感としっくりくるので、この区分けで説明したいと思います。

春:3月~5月夏:6月~8月秋:9月~11月冬:12月~2月

選んでみました!

まず夏オススメのカバーを選ぶにあたり、以下の項目を考慮しました。

掛け布団カバーの場合

  1. 湿気をたくさん吸う『吸湿性』
  2. 熱や湿気がこもりにくい『通気性』
  3. 開放感のある『軽さ』
  4. ヒヤッとする『接触冷感性(Q-max)』

敷布団カバー・シーツの場合

  1. 湿気をたくさん吸う『吸湿性』
  2. 熱や湿気がこもりにくい『通気性』
  3. 汗が乾きやすい『速乾・透湿・放湿性』
  4. ヒヤッとする『接触冷感性(Q-max)』

ということで、選んだのは以下のカバーです!

カバー名 オススメカバータイプ
掛け布団カバー 敷布団カバー・BOXシーツ
接触冷感アイスドライニット
京はんなリネン
ラミーリネン
30ベラルーシリネン
吸水速乾シアサッカー
コットンワッフル
吸水速乾メッシュ

…イチオシ!、○…オススメ

 

では、以下に理由を説明していきます!

各カバーにはオススメのカバータイプに応じ以下の画像を表示しています。例えば『掛』画像だけであれば掛け布団カバーのみオススメ、『掛敷』両方表示があれば両方オススメとなります。

Q‒maxとは?

説明内にQ-max(キューマックス)という数値が出てきます。これは接触冷温感といい手で触った時のヒンヤリ感を数値化したものです。生地より温度が20℃高い人肌にみたてたセンサーを接触させ、瞬間的な熱移動を測定します。一般的にQ-max:0.2W/c㎡以上が接触冷感の目安で数値が大きいほど冷たく感じやすくなります。

夏にも便利『敷きシーツタイプ』

夏オススメの敷布団・マットレス用シーツとして『敷きシーツ』タイプがオススメ!敷きパッドのような四隅のゴムで着脱や洗濯がラクラクです。(敷きシーツの詳細

触るとヒヤッ!『接触冷感アイスドライニット』

接触冷感アイスドライニット』は、ナイロン50%レーヨン50%使用のカバーです。

一番のメリットは”アイス”の名の通り、触るとヒンヤリする接触冷感性。『Q-max』という値で数値化でき、本品は『0.32』。当店の中ではダントツ!

暑くて寝苦しい夜に、体の熱をサッと奪いヒヤッとクールな寝心地にしてくれる夏イチオシのカバーリングです。

 

カバー名 【オーダーメイド対応】接触冷感アイスドライニット
素材 ナイロン50%、レーヨン50%
Q-max 0.32

ヒヤッと感は、しばらく同じ場所で寝て暖まってきますが、寝返りを打てば放熱し再びヒンヤリ感は復活します。冷房や扇風機と併用するとより効果的です。

蒸れにくくドライ

いくら冷たくても蒸れやすいと寝心地は悪くなってしまいます…。蒸れ対策は快眠のための大事な要素なんです。(参考)快眠の為の布団カバー選び

本品の素材は『ナイロン50%・レーヨン50%』。化学繊維(化繊)ではありますが、レーヨンは化繊の中で最も”吸湿性・放湿性”が高いんです。

更に、生地事態の通気性も良く(夏物生地目安の4倍超!)、熱や湿気がこもりにくいのでサラッとドライな寝心地を実現してくれます!

ちなみにモチモチ伸縮性のあるニット生地なので肌触りも柔らかです。

軽くて熱や湿気もこもりにくい『京はんなリネン』

京はんなリネン』は、フランス産リネン麻100%のカバーです。

麻と言えば、夏に嬉しい清涼感素材。でも、肌触りが硬め、重いという特徴もあります。。。

そこで本品は、糸を細くする(60番手の糸)ことで、そのデメリットを改善!麻100%でありながら柔らかで軽いという使い心地を実現しています。

カバー名 【オーダーメイド対応】京はんなリネン
素材 フランス産リネン麻100%(60番手)
Q-max 0.253

まず優れているのが、汗をかいても熱と湿気がこもりにくいという点。

通気性もよいですね。

まるで、密着しやすい背中などの熱を奪い取ってくれるような感じがするので、暑がりな私(店長)にもピッタリだと感じました(^^)

軽いから『掛け布団カバー』に最適

そして、特にオススメなのが『掛け布団カバー』

なぜかというと、軽いからです。実は、麻100%は重いものが多く、このように軽いカバーは少ない意外と少ないんです。

麻のサッパリ感に加え、このエアリーな軽さがより涼しく感じさせてくれますね!

夏の肌掛け(薄掛け)用にもオススメです。

涼しさ優先なら、これ!『ラミーリネン』

『ラミーリネンは、麻の中でも水分の吸収発散性が最も優れた『ラミー麻』と、衣料品にもよく使われる柔らかめの『リネン麻』を混紡した糸を使用でしいます。

その使い心地は肌にベタベタと密着することがなく、とにかく夏向き!「涼しさ優先ならこれ!」と言える一枚です。

カバー名 【オーダーメイド対応】ラミーリネン
素材 麻100%
Q-max 0.292

敷きで使うと「まるで背中をス~っと風が抜けていくかのごとく涼しい」使い心地を得ることができました。

また、ヒンヤリ感(接触冷感性)においては当店のカバーリングの中では一番高く、寝返りするたびに体の熱を吸い取られるような心地よさがありました。熱くて寝付きが悪い時の対策にオススメですね(^^)

とにかく涼しさに長けた一枚です!

肌触りは硬め。チクチク感は『洗濯』で対策

肌触りは硬めです。新品状態では『チクチク感』もあります。

この点が”好き嫌い”の分かれ目になりそうですが、1回~数回の『洗濯』で対策できるので、まずは洗濯をオススメします。

ただ、チクチク感は抑えられても、基本的に肌触りは硬めなので、柔らか好きな方や肌がデリケートな方にはオススメしません。

乾きが速く、天然の抗菌・防臭性あり

これは麻全般に言えますが、乾きが速く天然の抗菌・防臭性もあります。特に、梅雨時には嬉しい麻ならではのメリットでしょう。

敷き用にオススメ

ただ、掛け布団カバーとしては生地が重く少し暑くるしく感じられたため、オススメはしませんでした。(ここが京はんなリネンとの差と言えます。)

重さの影響を受けない敷き布団カバー・ボックスシーツにはオススメの1枚です!

 

心地いいヒンヤリ感!スタンダードな『30ベラルーシリネン』

この『30ベラルーシリネン』も名前の通り、東欧ベラルーシ産リネン麻100%のカバーです。

爽やかなシャリ感と有害化学物質を含まない『エコテックス(クラス2)』も取得。↑のラミーリネンよりも柔らかいので、使いやすく安心感もある一枚です。

カバー名 【オーダーメイド対応】30ベラルーシリネン
素材 ベラルーシ産リネン麻100%(30番手)
Q-max 0.28

本品はオールシーズンを通して人気ですが、やはり麻100%ということで夏にこそ使いたいところ!

暑くて寝苦しい夜には、そのポテンシャルを存分に発揮してくれると思います。

ヒンヤリ感が気持ちいい

麻ならではのサッパリ感はもちろん、触るとヒンヤリする接触冷感性も高く、単純に心地いいですね!

乾きが速く、天然の抗菌・防臭性あり

麻の特徴である『乾きが速い、天然の抗菌・防臭性』を持ち合わせています。梅雨時にも嬉しいですね!

敷き用にオススメ

ラミーリネンと同じく、生地が重めなので掛け布団カバーとしてではなく、敷き布団カバー・ボックスシーツにオススメです。

凹凸生地でべた付きにくい『吸水速乾シアサッカー』

シアサッカーは、ポコポコと凹凸のあって夏の”浴衣”によく使われている生地ですが、本品は、吸水・速乾・透湿性のあるポリエステル100%ハイテク生地を使用したシアサッカーです。

カバー名 【オーダーメイド対応】吸水速乾シアサッカー
素材 ポリエステル100%
Q-max

凹凸があるから寝汗をかいても肌にべた付きにくく、吸水速乾の名の通り汗をかいても素早く吸収サラッとドライタッチ!

暑くて汗ばむ季節に涼しい寝心地をお届けする、夏オススメカバーリングです。

吸水・速乾・透湿吸がある高機能ポリエステル100%

本品はポリエステル100%ですが、『吸水性・速乾性・透湿吸』がある高機能生地。かいた汗もサッと吸収し、蒸れにくい使い心地です。

ポリエステル100%だけど、とても涼しく感じる

吸水性、速乾性、透湿性があるから寝床内は爽やか!

実際に使ったところ「ポリエステル100%だけど、とても涼しく感じる!」というのが第一印象でした。

肌触りはザラっとシャリ感がある割に、意外と柔らかです。但し、ヒンヤリ感(接触冷感性)はあまり感じませんでした。

綿100%だけどサッパリ!『コットンワッフル』

綿100%なのにハリがあってサッパリした使い心地。それが『コットンワッフル』です。

焼き菓子のワッフルのような凸凹の織りにより、綿100%なのにとてもサッパリした使い心地です。

カバー名 【オーダーメイド対応】コットンワッフル
素材 綿100%
Q-max

『凸凹の織り』によりサッパリ感を引き出した!

麻に比べ、綿は素材自体が持っている涼感性は劣りますが、生地が凸凹しているため、肌への接触面積が減り”べとつき”が抑えられます。(この辺はシアサッカーも同じです

また『吸水性・発散性』が高く、汗などの水分の速乾性にも優れるなど、織りの工夫によりサッパリ感を引き出した生地です。

麻が苦手な方にも使いやすい綿100%

「麻のザラッとした肌触りがどうも苦手…」という方にはオススメです(^^)

本品も硬めの肌触りですが、綿100%なのでその点では馴染みやすいと思います。

テイジン『SOREL UP』使用『吸水速乾メッシュ』

ハニカム(六角形)構造のメッシュ生地が、かいた汗をサッと吸い取りサッと発散!

いかにも夏向きなルックスを感じさせるのが、この『吸水速乾メッシュ』です。

カバー名 【オーダーメイド対応】吸水速乾メッシュ
素材 ポリエステル100%(テイジン社ソレルアップ使用)
Q-max

本品のメッシュ生地は、特殊な樹脂加工を施したテイジンの『SOREL UP(ソレルアップ)』というハイテク素材を使用しています。

表地はハニカム(6角形)構造のメッシュ生地、裏地は起毛の二層構造になっていますが、その二層が一体構造なので取扱いがしやすく、かさばりません。

意外と”しなやか”

元々スポーツウェア用に開発され、肌触りはザラっとした印象ですが、ゴワつくようなことはなく、意外と”しなやか”です。

通気性が高く熱はこもりにくいが、麻よりは劣る印象

通気性のあるメッシュは、背中に熱がこもりにくいので寝返りが減りそうな寝心地です。

ただ、麻と比べると劣る印象ですね…(^^;

ですので、扇風機との併用で『熱気と湿気を飛ばす』のがオススメです。

ヒンヤリ感は残念ながら、ありません。あくまで高い吸水性と速乾性が特徴です。


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